禁煙外来

 
喫煙は体に悪いと思っていてもなかなかやめられません。なぜなら"病気"だからです。
たばこを自分の意志でやめられない方は"ニコチン依存症"という病気です。
当院では積極的に禁煙を指導しています。婦人科疾患治療には禁煙が必要です。
喫煙者は血流に異常をきたすことが明らかになっているため、婦人科疾患にも大きな影響を与えています。また美容皮膚科治療に関しても、「綺麗になりたい」と思い、当院に受診してくださっても、喫煙している方が理想のお肌になることは、かなり難しくなります。さらに、妊娠を希望する方・妊婦さんのパートナーの方も、必須の治療です。精子の質も悪くなるため不妊の原因にもつながります。またこどもの成長や健康にも影響を与え、健康被害だけでなく学力の低下なども関係があることがわかっています。妊娠を考えたその日からしっかりと禁煙しましょう。
 
《初回》
初診時の問診では、治療法の説明の他、ニコチン依存度・喫煙の状況・禁煙の関心度などがチェックされます。また、呼気中(吐き出す息)の一酸化炭素濃度の測・、禁煙開始日の決定と「禁煙誓約書」へのサイン・次回診察日の決定を行い、治療のための禁煙補助薬の処方を受けます。
《2回目》
初回から2週目以内に再診し、喫煙状況の問診を受けます。呼気中の一酸化炭素の測定を行い、禁煙補助薬の追加処方を受けます。
《3回目、4回目》
4週目、8週目の再診でも、呼気中の一酸化炭素の測定とともに、出現した離脱症状の確認や対処法などのカウンセリングや治療を受けます。
《5回目》
12週目の再診が最終回、治療終了です。禁煙に成功していれば、そのまま禁煙を継続するためのコツを理解します。
※保険で認められている通院回数は、初診を含めて計5回、期間は約3か月です。