カンジダ

「生理の前後で毎月陰部がかゆくなる」
「お風呂に入ったあとや寝る前にかゆくなる」
「何度も繰り返してなかなかかゆみが治らない」
このようなお悩みはありませんか?市販の薬を買って対処したことがある方も多いと思います。
カンジダ菌とは誰の体の中にでもいる”カビ菌”のことです。
膣の中の善玉菌(常在菌)が弱ってくることで、膣や腸の中にいるカンジダ菌が増殖し、かゆみやおりもの異常など体調の変化につながります。
当医院では、軽症の方から何年も同じ症状でいろんな病院に行っても治らなくて困っている重症な方まで、多くの患者様の治療を積極的に行っています。慢性のカンジダは”カンジダアレルギー”を引き起こしてしまっている場合が多く、根本治療をしなければ治ることはありません。
アレルギーを発症している場合は、腸の中(腸内細菌)からカンジダを治す必要があります。
どこに行っても治らなかった方は是非あきらめずに受診してください。遠方の方はオンライン診療での診察を行っております。

萎縮性膣炎

 
閉経を迎える頃から、体の中の女性ホルモンは少しずつ減っていきます。女性ホルモンの減少により全身の細胞は委縮していきます。特に、性器は女性ホルモンの影響を受けやすく症状がはっきりと出てきます。膣の皮膚が薄くなり外的刺激を受けやすくなっている状態を萎縮膣炎といいます。
膣の中には本来、女性ホルモンの影響で善玉菌(いい菌)がたくさんいます。善玉菌は外から膣の中にばい菌が入ってくるのを防ぐ働きをしています。しかし、年齢を重ね女性ホルモンが減少すると善玉菌も少なくなり、肛門や皮膚にいるばい菌が膣の中にどんどん入り込んできてしまいます。萎縮し弱っている膣に、ばい菌が入り込んでしまうことで細菌性膣炎も合併してしまうことが多くおりものの異常を感じる方も多くいらっしゃいます。
保険診療で診察・検査を行い、膣剤や外用剤での治療ができます。当院では放っておくことで萎縮性膣炎になってしまうようなら、生涯継続して膣剤をつかっていただくほうが安全で安心であると考えます。
また採血や検査を用いて必要な場合は、女性ホルモンを補充する治療を行うこともすすめており、保険診療で70歳まで行うことが可能です。
さらに、根本治療としてのレーザー治療RF治療骨盤底筋を鍛える治療など多くの治療法を組み合わせることができます。また症状を緩和するために、刺激をおさえて傷を早く治す治療専用の石鹸も用意しています。
現在、医療機関で行えるすべての治療法を組み合わせてご提案いたしますので、安心して通院していただけます。
 

GBS

 GBSとは、”G群β溶連菌”といい、常在菌ではありますが、菌量が多くなると性感染症としてパートナーにうつる場合があります。症状としては「なんとなくかゆい」や「なんとなくにおう」程度のため気付きにくい病気です。しつこく治りにくくややこしい菌です。また出産時に児に感染すると致死率が高いため、出産時は必ず抗生剤の点滴での治療が必要になります。
当医院では、妊婦さんや不妊治療の方はもちろん、どなたでも受けられるよう様々な治療方法をご提案しています。
他院で検査をしても原因がわからないかゆみが続いている方は早めに受診しましょう。
不安な方はパートナーと一緒に受診してください。

マイコプラズマ・ジェニタリウム

 非淋菌非尿道炎子宮内膜炎の原因菌として2022年より保険診療での検査が可能となりました。治療方法が確立されておらず、なかなか治りにくいという性質があり、必ず内診が必要となるため、無症状の方には検査をおすすめしていません。
妊娠希望の方やかゆみやおりもの異常などの症状がある方は検査が必要なため受診をお願いします。
 
保険診療:初診料+検査費用:8500円程度
自費診療:5000円程度