線維性上皮種

皮膚にできる有茎性の皮膚腫瘍の中で、最も多くみられる腫瘍のひとつです。
線維性上皮種ができる原因はわかっていませんが子供にはみられない為、加齢性変化を伴う現象のひとつといえます。注意して鑑別すべきものに血管肉腫などの悪性腫瘍が含まれ、10代の方でも境界悪性の皮膚腫瘍発生がみられることがあります。当医院でも症例として発生しています。軟線維腫はやわらかくぷよぷよとした触感で表面にしわがあります。線維性上皮種は触感が硬くプリっと張りがあることが特徴です。皮膚にぶら下がるようにできていることも多く、簡単にはさみで取れると思い自分で切られる方もいらっしゃいますが、それでは腫瘍を根っこから除去できないため時間と共にまた大きくなります。場所によっては出血したり、生活の上で邪魔になることもあるため、気になる場合はきちんとした手術を受けに来てください。手術後の傷は分からなくなるほど綺麗に仕上げます。