子宮頸部レーザー蒸散術

 子宮頸部中等度異形成・高度異形成と診断された場合に実施される手術です。
当医院では中等度異形成でHPV型がハイリスクの場合に実施してることが多いですが、年齢や合併症・HPVの型判別を行い個々に判断いたします。高度異形成の場合は基本的に円錐切除(手術が可能な病院をご紹介します)をお勧めいたしますが場合によりレーザー蒸散を行うこともあります。
 
 
 
円錐切除は子宮頸部を削りとる手術となるため、妊娠率の低下や流産リスクの増加がみられます。中等度異形成のまま経過観察を繰り返し高度異形成になってから円錐切除を実施することをすすめられる場合もありますが、悪化するのを待つことは体の負担が大きくリスクの高い選択といえます。
当医院では平日の朝、毎日手術が実施でき13時頃には終了します。そのまま午後から仕事に復帰される方もいらっしゃいます。子宮頸がんの進行に不安を抱え日々を過ごすより、レーザー蒸散術を気軽に実施して早めの対策を立てることをお勧めしています。
子宮頸がんのガイドラインに則った治療を実施しておりますので他院で検査をうけ診断がされた方で積極的に受診してください。