プラセンタ療法

 
プラセンタとは英語で胎盤という意味で、胎児の発育に必要なアミノ酸やコラーゲンなど栄養素が豊富な組織のことをいいます。美容目的で使用するイメージをもたれていることが多いプラセンタですが、本来は更年期障害・乳汁分泌不全・肝臓疾患の治療薬として保険適応でも有効に使われています。
当院では、更年期障害に対する治療として、45~59歳の方を対象とした保険適応でのプラセンタ療法を行っております。火照り・のぼせ・冷え性・イライラ・めまい・頭痛などの症状をでお悩みの方はまずは受診してご相談ください。
 
美容目的でプラセンタをご検討の方も、美容クリニックなどで多量のプラセンタ注射を行いホルモン濃度が上がり過ぎることで、子宮や卵巣に異常をきたしご来院される方もいらっしゃいますので、始める前にきちんと婦人科を受診してから受けられることを強くおすすめします。
 

効果・おすすめの通院回数・量

保険診療の場合:4~8日/月程度 (使用する製剤の種類によって変わります)
自費診療の場合:1週間で5アンプルを上限 2~4回/月
 
 
他にもプラセンタは、育毛効果もあるといわれており、血行促進作用・細胞の代謝促進作用・細胞の呼吸を促進する作用があります。毛髪の成長に必要なアミノ酸などが良い影響を与えると考えられています。
 
※効果には個人差があります。厚生労働省では育毛治療適応が認められていないため保険は適用されません。
 
や通院の間隔は悩みに合わせて医師や看護師に相談できます。
 

 

安全性について

 
当院では、出産経験があり今後希望されない30代後半以降の方・出産経験がなく今後も予定が全くない方にのみおすすめしています。プラセンタは胎盤感染を行う副作用を伴うリスクがあるからです。日本では、症状が出現された方はいませんがリスクを必ずご説明し、同意を得た方のみに施術いたします。
当院では、日本製で安全性が確立された製剤のみを使用していますが、他院では海外製のものを使用していたり、年齢の若い方にすすめるケースも少なくありません。
医療用医薬品として厚生労働省から認可を受けたヒト由来のプラセンタのみをを使用しているため、肝炎やエイズになどの感染がないことが証明されています。ただし、接種された方は献血や臓器提供を原則行うことができないこととされています。(献血制限措置は注射薬のみが対象です)
副作用やリスクの説明がない美容クリニックでは安易に注射を受けられないようおすすめいたします。
 

 保険プラセンタ
メルスモン:500円(再診料込)
ラエンネック:500円(再診料込)
 
 
美容皮膚科自費診察料
初回のみ 2,200円(プラセンタの説明、同意書作成)
 
プラセンタ1A 1,100円
1A追加ごとに 820円