性感染症

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産婦人科・美容皮膚科
 
 

性感染症 STD

   
性感染症(sexually transmitted disease, 性病)とは、性交渉によってうつる病気のことを言います。近年、クラミジア感染症性器ヘルペス感染症尖圭コンジローマ淋菌感染症トリコモナス膣炎が若年者に非常に多く見られます。その他にHPV、HIV(エイズ)やウイルス性肝炎、梅毒などがあります。
 
クラミジア感染症は、性感染症としては最も多く女性では子宮頸管炎、骨盤腹膜炎を引き起こし不妊につながる場合もあります。ただし、多くの方が無症状、おりものが少しおかしい程度です。クラミジアの治療は抗生剤の経口投与を行います。
 
淋菌の重複感染も多くみられます。淋菌に対しては近年、経口剤に耐性菌が多く報告されていますので当院では抗生剤の点滴で的確に確実に治療いたします。点滴は1回30分ほどで終了します。
 
 
性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(HSV)の感染によって水ほうや潰瘍病変ができる病気です。特に初めて発症した方は重症化することもあり、水ほうや潰瘍が生じて歩くのもつらいくらい痛みが出ることもあります。HSVには2種類の型があり、口や手指等に感染する1型、性器に感染する2型に分類されますが、厳密ではなく、オーラルセックスが当たり前になってきている昨今は性器からも1型が検出されることも多くなってきています。性器ヘルペスは完治しないため、くり返し再発したり、感染しても無症状で本人も気づかぬままにパートナーにうつしてしまうことが多いので注意が必要です。当院では病変部から迅速に15分程度でヘルペスウイルス検査が可能です。
治療は、抗ウイルス剤の内服または重症の場合には点滴も行います。素早く痛みを取り除ける治療を行うため、なかなか治らない場合も点滴に切り替えることをおすすめしています。
頻回(1年に3回以上など)に繰り返す性器ヘルペスには1日1回薬を内服する長期抑制療法を実施しています。
 
 
尖圭コンジローマ膣内、外陰、肛門周囲、肛門内、尿道など広範囲の治療と診断ができることが当院の特徴です。炭酸ガスレーザーで素早く細かい治療を行い、漢方や外用剤を組み合わせることで的確に治療いたします。
 
トリコモナス膣炎は、トリコモナス原虫という虫が膣の中に住んでいる状態です。症状としてかなりにおいのきつい帯下(おりもの)が出ることもありますが、専門医でも見逃すような場合もあり、顕微鏡検査や特殊培地での別途検査が必要です。当院では顕微鏡で丹念に原虫の検査を行い、実際にご覧いただき納得いただいた上で治療を行います。
 
伝染性軟属腫は、いわゆる水いぼです。子供がプールでうつるなどと思われがちですが性交渉でうつるタイプのものもあります。タオルなどでも子供にうつるのでお風呂や洗濯など工夫して家族へうつさないようにすることも大切です。
 
梅毒はここ数年爆発的に増加しています。しかし一部の医師しか実際に梅毒を診察、治療したことがないというのが現実です。皮膚科に通院している場合でも見逃されていることもあります。当院では治療薬の副作用に注意しその都度、治療薬の反応を見て対処していきます。当院で治療すればちゃんと治ります。早めにご相談ください。
 
エイズ(HIV)検査(¥1500~)など一部を除いて、これらの検査治療費は保険診療となるものもあります。
 
性感染症は、パートナーの検査と治療が必要です。当院では、女性患者様と同行されるパートナーの検査と治療も行っています。2人できちんと治しましょう。
一緒に来れないという男性の方は東梅田かなもりクリニックをご案内しております。
 
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