尖圭コンジローマ |


性行為感染症STD(性病)です。初期には、できものがあるというだけで、無症状の方や、少しかゆい程度の方がほとんどです。性交渉により感染し、パートナーにもうつします。
表面の皮膚に出るものはトゲトゲのある白から灰色のかたい小さなできものや、肌色のかたい丸い小さなできものです。粘膜に出るものは、炎のような、ヒガンバナのような華やかなできものの様相です。全体に触るとコリコリとした芯のある肌触りです。ヒトパピローマウイルスの感染が原因です。
非常に多くの方に来院していただいており、ほんの1~2個のコンジローマの方から、陰部全体に広がり太ももまで広がっている方もおられます。
肛門内のコンジローマもすべて対応いたします。婦人科医は肛門内を、肛門科医は膣内を診察できていないことがほとんどですが、当医院では全体を診察治療しています。広範囲に広がっていることも多く、見逃されている場合も多くあります。膣内や肛門の中などは、他院では入院がが必要となっていますが、当医院では日帰り対応のため、時間、費用ともに負担は軽くなります。また、予約状況によっては即日対応もしております。
他院でなかなか治らないコンジローマに上皮内腫瘍やボウエン様丘疹症などが隠れていることがあります。年に数例の方に当医院でこれら癌類似病変を発見します。おかしいなと思ったら早めに当医院を受診してください。当医院では全例に病理検査を行っています。また、膣前庭乳頭症という良性疾患で必要のない治療を繰り返されている方も多く来院されています。陰部の腫瘍性病変はなかなか診断が難しい面もあります。膣前庭乳頭症でかゆみのある方(有症状の方)は治療を行っていますのでご相談ください。
当医院1か所で、日帰りですべての部位(外陰、膣、尿道、肛門内)の治療が可能なのが特徴です。広範囲の場合は1回で取り切れないことがありますが、かなりの割合ですべてのコンジローマを取り切ります。(ただし再発することが多いのがコンジローマの特徴です)早めの来院が肝心です。朝9時からまたは昼3時からの手術をお願いしております。
従来、液体窒素を用いて凍らせたり、電気メスで切除する方法がとられてきました。凍らせる方法では一度に全部のできものを処理できなかったり、治療として弱い傾向があります。電気メス切除では痛みが強く、患部以外の周辺組織まで焼いてしまうということがありました。
当院では医療用のレーザーによる処置を行っています。膣内、肛門内のレーザー治療も日帰りで即日対応しています。レーザーはピンポイントに照射でき、患部のみを正確に焼却することができます。局所麻酔も行いますので、痛みも心配ありません。
麻酔の痛みを気にされる方は、スケジュールや除痛(麻酔)の程度の希望をお伺いし、患部の大きさや範囲を御相談の上、調整させていただきます。
すべて保険診療です。また、べセルナ軟膏にて再発ができる限りないよう治療していきます。漢方を併用し再発のない状態を目指します。免疫の強い方は早く治ることもありますが、ほとんどの方はクリームを塗っただけ、ちょっと焼いただけでは治りにくい病気です。しっかり治療をしていきましょう。
他院で再発を繰り返している方もご相談ください。
・治療費の目安
初診時にかかる費用 8千円程度
手術費用 1万円程度(手術費+予約料)